HISTORY沿 革

総合スーパーのチラシ制作を 主とした広告会社として創業

広研は創業者の私邸で会社を創業、総合スーパーのチラシ制作からスタートしました。 1965年頃までは、チラシも文字のみでした。日中に打合せ、夜に社内で写植、翌朝にそれを貼り込んで版下を作成しクライアントに校正いただく、といったハードスケジュールをこなしていました。 また当時は堺に印刷工場(平版)を持ち、印刷まで行っていました。その後、輪転印刷が盛んになったこともあり、1970年頃に堺工場を閉鎖しました。

クライアントの中部地区進出に対応させていただく形で名古屋営業所を開設しました。 次々にオープンする新店舗の販促活動をお手伝いするところからスタートしました。 その中で新規案件を獲得すべく営業活動を推進し、昼夜を問わず業務と真摯に向き合うことで中部地区の多くの関係各社様との信頼関係を構築していきました。

京都の写真撮影会社が弊社との取引にあたり大阪に別会社を立ち上げることで(株)フォト・アドはスタートしました。 当時は撮影よりも紙焼き※の依頼が多かったですが次第に撮影のご依頼も増え、スタジオでの置き撮り撮影・モデル撮影・出張撮影と業務展開していきました。 ※紙焼き・・・製版処理後のフィルムを印画紙にプリントすること

当時、広研大阪本社の従業員数が30名以上となり事務所が手狭となったため、西成区花園南の鉄工所跡地に新社屋を新築しました。上階にスタジオを設置するため基礎を深く掘って建設。その深さは当時の取引先の方々が「地下室ができるの？」と思われるほどであったそうです。完成した当時はたくさんの関係者様が見学にお越しになりました。

メインクライアントである総合スーパーの関東地区進出に対応させていただく形で、東京営業所を開設しました。当時100人近くいた大阪の全社員に転勤希望を募るアンケートが行われた結果、3名でスタートしました。 めまぐるしい日々と幾多の困難を乗り越えていく中で次第にチームの結束力が高まっていきました。 新店舗の開業に関する会議では大手広告代理店と渡り合うこともありました。 大都市のマーケットで競合企業との切磋琢磨を経て、当時未経験の業種であった靴専門店やショッピングセンターからの販促業務のご依頼もいただけるようになりました。 関係各社様のお力もあり、その後の東京支社の発展につながりました。

創業30周年を記念して、当時の必需品『テレホンカード』をオリジナルで作成し、日頃の感謝の品として関係各社の皆さまへ贈呈しました。

広研大阪本社ビルの隣にあったビルを購入・改築し南館として運用することになりました。 本社ビルに隣接した角地であり有効利用が見込まれることなどが理由でした。 改装にあたっては働きやすい環境にするため、女性社員の意見を多く採用しました。 別館に分離していた倉庫を南館1階に集約、スペースが広くなり荷物の搬入・搬出がしやすくなりました。 また、家具などの大型商材を撮影できるスタジオも南館1階に設置しました。

クライアントの業種の幅が拡がってきたため、マーケティングを専門に扱う別会社を設立しました。その後、より業務をスムーズに遂行するため、2008年に統合しました。

GMS・チェーンストアなどの業務に加えショッピングセンター（ショッピングモール）の業務が非常に増えてきたことを受けて日本ショッピングセンター協会に入会しました。入会したことにより業界の方々との交流やセミナー参加などショッピングセンター業界の知見を会得することが出来ました。またSCアカデミーなど協会が主催するコンテンツに参加することにより業容を広げていくことになりました。現在も積極的に協会の発展のために力を尽くしております。

近年の消費者の個人情報の保護意識の高まりにこたえ、一般社団法人日本情報経済社会推進協会（JIPDEC）より「プライバシーマーク」を取得・認定を受けました。 広研は、情報の安全管理を厳守することが重要な社会的責任であると認識し、個人情報保護を企業活動における最優先事項のひとつとして位置づけています。 認定番号　：第20000617号

大きな節目となる50周年に向け、これから更なる発展を目指し、広研の使命としてスローガン『S.P.SOLUTION（SPによる課題解決）』を掲げ、未来への決意をシンボライズした新しいロゴマークを導入しました。

50周年記念の集いでは、当時商業施設等運営会社の社長を務めておられた方をお招きして、貴重な講演をしていただきました。

九州新幹線全線開通やJR博多駅の新しい駅ビルなど、九州地域の経済活性化に期待が高まっていたこの年、新たなビジネス拠点として博多分室を開設しました。 後に福岡事業所となり、九州地区の靴専門店やショッピングセンターの販促業務をはじめ、アジアの玄関口という立地を活かした海外企業のMICE案件や、地方自治体のツーリズムなど地方創生・地域活性化の取組サポートなど幅広い分野で活動させていただいております。

メインクライアントの中国進出に対応させていただく形で、2010年に中国上海に事務所を開設し、翌年に現地法人を設立しました。 中国現地での広告・販促面のパートナーとしてお声がけをいただきました。 当時も日本の広告会社が中国現地に独資で法人設立することは難しく、いくつも高いハードルがありましたが紆余曲折を経て、なんとか半年程度で現地に広告会社を設立することが出来ました。 現地の商習慣に悪戦苦闘しつつもコネクションを拡大させながら、中国のマーケットにチャレンジされる様々な日系企業や、クリエイティブにクオリティを求められる中国ローカル企業の広告PR面のお手伝いをさせていただきました。 現在は現地に事務所はありませんが、新たに中国市場へチャレンジされる皆様への業務支援や中国ローカル企業のクリエイティブを中心とした広告制作面におけるサポート業務を中心に活動しております。

私たちはクライアントにさらなるサービスを提供するため、一般社団法人 日本プロモーショナル・マーケティング協会 (略称=JPM)に入会しました。 日々進化するプロモーション手法に取り組むために協会からの情報を活かしプロの集団として進化してまいります。

福岡・上海と拠点が増えたこともあり、帰属意識を高めたり拠点間のコミュニケーションを取りやすくすることを目的に、全社員を一堂に集めたイベントを行いました。

年に一度行われるSCビジネスフェアに参加することにより、業界内で少しでも広研の認知度を高めるために出展することにしました。慣れない出展作業に準備期間を1年以上要して万全の体制で臨みました。場所はパシフィコ横浜、オール広研で対応するべく大阪・東京・名古屋・福岡など全ての社員が参加することで出展する意義・モチベーションを高めました。通常の営業活動では出会うことのないクライアント開発など非常に効果の高いイベントとなりました。何気ない通常の業務が実は非常にクライアントにとって重要な事だと認識できた体験でした。

新しいビジネスモデルへのチャレンジを模索している中、教育関連でのフランチャイズ事業に着目しました。将来を担う子供たちのサポートという社会貢献性と事業としての展開を検討した結果、株式会社やる気スイッチグループのフランチャイズに加盟いたしました。 慎重に検討を重ね個別学習塾を開校し、幼児の知育教室や英語で預かる学童保育を含めた3ブランドまで拡大展開しました。未経験の業種へのチャレンジで困難も多かったですが、担当者達の尽力もありおかげさまで生徒数100名を超える教室が誕生するまでになりました。 生徒さん達の成長と笑顔のため、試行錯誤を重ねながら情熱と信念を持ち取り組んでいます。

旧本社ビル跡地に賃貸住居とテナントを構えた複合ビルを建設、完成。 ビル名は社員から公募し決定しました。